介護業界は常に超売り手市場で、求人案件が豊富にあります。しかし、たくさんの求人があるからこそ迷いが生じてしまい安易に転職先を決めてしまうと、思っていたような環境や待遇ではないことがわかり後悔する場合も多いようです。
介護職への転職を成功させるにはどのようなポイントを押さえるべきなのか、具体的に紹介していきます。
介護転職を成功させるためのポイント
介護業界への転職を成功させるためのポイントを解説します。
情報収集を徹底し比較検討する
情報収集はさまざまな角度からおこなうのがポイントです。転職を考える施設で提供している介護サービスの内容や職員、利用者の数、給与などの基本的な情報のほか、SNSなどによる利用者の評判や口コミも参考にしてみましょう。
介護加算報酬や処遇改善金はもらえるのか、残業がどの程度あるのか、夜勤体制の内容、待遇や働きやすさなど、他の事業所と比較しながら検討してみてください。
介護業界に特化したWebサイトやハローワークを活用する
最近は介護業界の求人ばかりを集めたWebサイトも増えており、うまく情報収集すれば希望の条件にあった施設や会社を見つけることが容易になってきています。
また地域のハローワークでも介護業界の求人も増えており、ハローワークのスタッフに相談するといくつか介護事業所を紹介してくれる場合があります。
事前に見学をさせてもらう
転職してみたい施設をある程度調べたら、なるべく見学に行くことをおすすめします。直接見に行くと入所者の障害などの程度がわかり、利用者の要介護度の条件が実際は違っていたという話も少なくありません。
事前にアポイントをとって、フロアで働いているスタッフに話を伺うのも良いでしょう。
介護転職は未経験者や40代からでも大丈夫！？
介護職は人手不足が常に深刻な状況で、求人倍率は他の職種よりも高く上昇し続けています。そして、介護業界では経験値や資格の有無、年齢などに関係なく採用されやすい傾向があります。
30代から40代、かつ他業種での経験を積んだ方は特に、親の介護や育児、家事など、介護に活かせる経験が豊富なので有望な人材とみなされるようです。資格取得支援制度が充実しているところであれば無資格、未経験者であっても安心して介護職をスタートできるでしょう。
長く続けられる介護転職先を見つけよう
介護業界は人材不足という背景もあり、常に豊富な求人があります。未経験者や年齢に関係なく採用する傾向があり転職自体はしやすい業界といえますが、求人情報のみを頼りにせず、利用者の評判や口コミをチェックし見学をするなどして、情報収集を徹底しましょう。複数の事業所を比較しつつ、働きやすさや待遇など細かい部分までリサーチすることが重要です。
介護転職は職業柄大変な仕事内容の場合もあり、「実際に働いてみたら思ったようなイメージじゃなかった」「思いのほか大変で続けられない」という方も多いようです。
気持ちよく長く続けられる転職先を見つけるために、慎重に丁寧に転職活動をしていきましょう。