相談窓口から各種サービスまで介護の基礎知識を詳しく解説!

日本は平均寿命が年々伸びていることで高齢化が進み、介護が必要な高齢者が増えています。まだ健康なあなたの親も、介護を必要とする日がくるかもしれません。そうなったときに焦らず対応するためにも、介護に関する基礎的な知識を習得しておきましょう。

今回は、主な介護の基礎知識について解説します。

介護の基礎知識

介護に関する主な基礎知識をご紹介します。

突然介護が必要になったら行政の相談窓口へ

事故や病気などで突然親を介護をする必要がでてきたら、区役所や市役所にある介護保険課、または各地域にある地域包括支援センターに相談しましょう。

相談員に訪問してもらうことも可能ですが、認知症の傾向があり本人が居る場所では相談しにくい場合などは、センターへ直接出向いて相談するのがおすすめです。

要介護認定を取得し介護保険サービスを利用しよう

介護がスタートすると、車椅子やベッドなどの介護用品の購入やデイケアなど外部サービスの費用がかさみます。これらの費用は自治体や国のサポート制度である「介護保険」で、1割から2割程度負担してもらえるので利用してみてください。

要介護認定の申請をして要介護度を確認することで、補助される費用がわかります。

介護疲れを予防するには3つのサービスを活用しよう

要介護度が低い方の場合、在宅での介護をスタートすることが多いようですが、在宅介護は家族が慣れない介助などを続けることで介護者の疲れが溜まりやすくなります。

そのようなときには、昼間要介護者を施設に預かってもらえる「デイサービス」、宿泊型サービスの「ショートステイ」の利用をおすすめします。また、保険適用外のため費用が高額になりますが、要介護度や宿泊日数の制限がない「宿泊型デイサービス」は緊急時などにありがたいサービスです。

介護の基礎知識以上に大切なこととは

いざ介護をする機会が訪れると、介護する側は基礎知識や便利なサービスなど情報収集に目がいきがちになり、介護される側の気持ちや意向が置き去りにされてしまう場合があります。

サービスなどを取り入れる際は、利用する本人はどうしたいのか、どうしても妥協できないこだわりは何なのか、といったことをしっかり細かく聞いてあげましょう。優先すべきものを明確にすることで、間違った選択をしないで済むでしょう。

介護の基礎知識をベースに介護を身近に感じよう

介護保険や具体的なサービスなどの基礎知識があると、将来親が要介護者になったときの心構えができて、実際に介護を始めるときもあわてずに済みます。

便利なサービスは民間も含めさまざまありますが、申し込む際は事前に利用する本人とよく話し合うことが重要です。

健康だった親もいつか介護が必要になり、あなた自身も年をとったら介護が必要になる身になるかもしれないという気持ちを持って、介護を身近に感じることから始めましょう。

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