一人前の介護職員とは?Vol.3

「一人前の介護職員」とは?の3回目です。

最初にデイサービスの主なサービスは

1、送迎

2、入浴

3、食事

の3つです、とご説明しました。

デイ100では食事作り専門の調理スタッフがいます。

ご利用者が喜ぶメニューを考えて、買物して、料理することは想像以上に大変です。

(※主婦の方々にはご理解いただけると思います)

介護職員の皆さんに食事作りをお願いしたことがありましたが、瞬間で拒否されました。

「できない!」と。

主婦だからこそわかる難しさ、があるのです。

「食事」を省略した「一人前の介護職員」とは、

【1日の業務の流れを理解して行動できる】

です。

デイサービスの一日の流れはほぼ決まっています。

1)朝の準備、受入業務

2)全体体操の準備、実施

3)洗濯

4)昼食準備、昼食配膳

5)個別口腔ケア

6)全体体操

7)レクリエーション

8)おやつの準備

9)夕食の準備、夕食配膳

10)帰る前の清掃、片付け

「送迎」「入浴」を除くとほぼこのような業務の流れになります。

個別に業務内容を把握することは大切ですが

大事なことは【一日の流れ】を把握し、次に何をするのかがわかっていて

そのために自ら準備、行動をしていくこと、ができれば一人前です。

毎日ほぼ決まった仕事ですので体験を通じて『身体で理解する』ことはできますが

それではあまりにも時間がかかりすぎます。

『頭と身体で理解する』ようにしてください。

何をすべきかわからなければ先輩職員から指示をされて動いているだけ、です。

指示されてから動いていては遅すぎます。

指示を待っている、指示されて動いている職員は『半人前』です。

自ら行動するためには『1日の業務の流れを理解している』ことは必要不可欠です。

個々の細かな業務は流動的ですから100%覚えることは不可能と割り切り、

不明であれば周囲の先輩職員に尋ねて解決する。

『何時何分から』『次に』やることがわかっていて行動できる職員が

【一人前の介護職員】です。

 

 

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