元気な親御さんが、突然介護が必要になってくる日もあるかもしれません。そのため介護料金がいくらかかってくるのか不安に感じる方も多いのではないでしょうか。今回の記事では以下のようなことがわかります。
・介護の期間と月額の費用
・介護予防サービスの具体的な料金
まずは、介護の期間と月額の費用について紹介していきます。
介護の期間と月額の費用は?
介護の期間は、平均4年7ヶ月です。そして介護の月額費用は平均7万8,000円の負担になっています。
月額料金に加え、介護用の住宅改修や介護ベッドの購入などの一時的な費用は約69万円かかります。
そのため、介護の平均期間と月額費用等から算出した介護費用の総額は500万円近い金額になります。
さらに、介護のレベルによって値段は大きく変わってくるので自分がどのレベルなのかを知っておくようにしましょう。次に介護予防サービスの値段についてそれぞれ紹介していきます。
自宅で受けられる介護予防サービス
自宅で受けられる介護予防サービスは2つあります。
・介護予防訪問入浴介護
・介護予防訪問介護
「介護予防サービス」は要支援1・2の方が受けられるサービスを指します。
一般的な「介護サービス」は『要介護1~5』の方を対象としています。
実施される内容はそれぞれ違いますが、どちらも自立した生活の維持や向上を目的としたサービスということに変わりはありません。
介護予防訪問入浴介護
介護予防訪問入浴介護は、自宅での入浴が困難な方に対して、家に訪問し介護職員や看護職員が入浴の支援を行うサービスのことを指します。
1回あたりの料金は以下の通りです。自己負担額は一割になっています。
・全身浴852円
・部分浴または清拭766円
こちらの料金は、介護職員1名と看護職員1名で行った場合の利用料です。市区町村により利用料および内容が異なりますので目安として考えておきましょう。
介護予防訪問看護
介護予防訪問看護とは、病院などから看護師や保健師などの専門職がご自宅を訪問し、療養上のお世話や診療の補助などを行うサービスのことです。1回あたりの料金は以下の通りです。自己負担額は一割になっています。
・訪問看護ステーションから792円
・病院または診療所から552円
看護師や保健師が訪れる場所によって料金が変わってくるので注意しましょう。
施設によって受けられる介護予防サービス
施設によって受けられる介護予防サービスは2つあります。
・介護予防通所リハビリテーション(デイケア)
・介護予防短期入所生活介護(福祉施設などのショートステイ)
これらのサービスは、介護予防を目的としているサービスです。
・生活機能の維持向上のためのリハビリ
・食事や入浴などの日常生活上の支援
・口腔機能向上サービス
1つ1つ紹介していきます。
介護予防通所リハビリテーション(デイケア)
介護予防通所リハビリテーション(デイケア)とは、一日だけ利用し、療養生活の質の向上や家族の介護の負担軽減を行うサービスのことです。1日あたりの料金の目安は以下の通りです。
・要支援1 577~658円
・要支援2 721~817円
介護予防短期入所生活介護(福祉施設などのショートステイ)
介護予防短期入所生活介護(福祉施設などのショートステイ)とは、高齢者の方が短期間入所し食事や入浴などの日常生活の支援や、機能訓練などを受けるサービスです。1日あたりの料金の目安は以下の通りです。
・要支援1 446円
・要支援2 555円
サービス費用は施設により異なるのでそれぞれ目安として考えておきましょう。また、連続利用日数は30日までになっています。
さいごに
介護の期間は、平均4年7ヶ月です。そして介護の月額費用は平均7万8,000円でした。そして介護予防サービスについて以下の物を紹介しました。
・介護予防訪問入浴介護
・介護予防訪問介護
・介護予防通所リハビリテーション(デイケア)
・介護予防短期入所生活介護(福祉施設などのショートステイ)
介護予防サービスにはたくさんの種類があります。どのように利用していきたいのかシーンごとに分けてみると、必要なサービス、介護料金などがイメージしやすくなるので、考えておくようにしましょう!